岡山君と僕 [2002 日常]
久しぶり会う知り合いと飯を食う。
「ナカムラって毒舌だよね。」
「は?なにそれ?」
久しぶりに会った岡山(仮名)君ががわけのわからないコトを言い出したので面食らった。
僕が毒舌のハズが無い。僕はどちらかというと根性無な人間なので、毒舌というか言いたいことをスパッといえる人に憧れこそ抱いても僕本人はまるでダメな人間なのだ。
「だってナカムラって言うことに遠慮が無いよね。」
「ナカムラって言いたいことをポンポンいうよね。」
「ナカムラって相手の痛いこと平気で言うよね。」
立て続けでこんな事を言われて嫌になった。岡山君はいつも、遠慮なく言いたいことをポンポンと平気で言う人間なのだ。
「誤解だ。そんなことは無いよ。」
と僕が言うと
「いや、ナカムラが無神経なんで自分で気が付いていないだけだ。」
とまでのたもうた。
いや、岡山君。これは君の方が無神経なひどい言いようではないか。だけど僕は我慢を知る男なので穏やかに言った。
「そんなことは無い。僕は毒舌なんかじゃないよ。岡山君が勘違いをしているんだ。」
だが岡山君はさらにしつこく言った。
「誤解でも勘違いでもない。ナカムラは僕の知っている友人関係で一番遠慮が無い毒舌な男だ。」
さすがにここまでいわれては、これ以上岡山君が誤解したまま勝手なことを言うのを放置して置けないと思い彼の勘違いを否定した。
「君の友人関係といっても、岡山君は友達なんて一人もいないじゃないか。」
岡山君はやっと自分の勘違いに気づいたのか泣きそうだった。
「ナカムラって毒舌だよね。」
「は?なにそれ?」
久しぶりに会った岡山(仮名)君ががわけのわからないコトを言い出したので面食らった。
僕が毒舌のハズが無い。僕はどちらかというと根性無な人間なので、毒舌というか言いたいことをスパッといえる人に憧れこそ抱いても僕本人はまるでダメな人間なのだ。
「だってナカムラって言うことに遠慮が無いよね。」
「ナカムラって言いたいことをポンポンいうよね。」
「ナカムラって相手の痛いこと平気で言うよね。」
立て続けでこんな事を言われて嫌になった。岡山君はいつも、遠慮なく言いたいことをポンポンと平気で言う人間なのだ。
「誤解だ。そんなことは無いよ。」
と僕が言うと
「いや、ナカムラが無神経なんで自分で気が付いていないだけだ。」
とまでのたもうた。
いや、岡山君。これは君の方が無神経なひどい言いようではないか。だけど僕は我慢を知る男なので穏やかに言った。
「そんなことは無い。僕は毒舌なんかじゃないよ。岡山君が勘違いをしているんだ。」
だが岡山君はさらにしつこく言った。
「誤解でも勘違いでもない。ナカムラは僕の知っている友人関係で一番遠慮が無い毒舌な男だ。」
さすがにここまでいわれては、これ以上岡山君が誤解したまま勝手なことを言うのを放置して置けないと思い彼の勘違いを否定した。
「君の友人関係といっても、岡山君は友達なんて一人もいないじゃないか。」
岡山君はやっと自分の勘違いに気づいたのか泣きそうだった。
四月バカとか特に関係ないです [2002 日常]
昨日は部屋の片づけをした。
6畳一間の部屋だが、そのキャパシティをはるかに凌駕する物質が詰められている部屋を片付けるのは一苦労だ。
部屋の空間を一番占拠しているものといえば本だ。もはや三つ並べた本棚に収まることは不可能で床に積みあげたり箱に詰め込んである。どうも困ったことに僕は本を捨てたり売ったりすることに抵抗を感じるので山は大きくなる一方だ。その他にも会社から貰った資料や、もはやゴミとしか思えないけど捨てるのがもったいないととってあったガラクタなどで、部屋は瓦礫の山と大差ないような景観である。
「部屋を片付けよう!」と僕は一大決心をし(一大決心が必要なほど散らかっている)貴重な日曜を費やして作業にかかった。
実際に片付けを始めると‘片付け’というより‘発掘’と表現した方が正確なような気がしてきた。まあいろんなものが出てくるは出てくるは!
とにかく部屋の入口付近から発掘作業を進めたのだが、本の山やガラクタの山をひっくり返すたびにいろんな物が出てくる。ゲームボーイとかCDとか皿とか靴とか。
そういえばいらなくなったものを後で片付けようとかいって、部屋の奥に積みあげる悪癖が僕にはあった。部屋の入口付近ですでにコレだけのものが出てくるのだ。この先、部屋の奥のほうまで発掘を進めるとどういうことになるかわからない。
ここで僕は少し作戦変更を考えた。とにかく通常の方法で奥の山まで片付けをしていくのは不可能に近い。ここはとにかく手当たり次第に山を崩していって必要なものだけを取り出し、後はまとめて処分だ!
僕は考えをまとめると、手当たり次第に目の前のガラクタの山を掘り起こし部屋の奥を目指した。とにかく前進あるのみだ。1時間ほどせっせっと作業を進める。
それにしてもいろんないらなくなったものが捨ててあるものだ。軟式ボール、テニスボール、パソコンの部品、マイク、なんかのケーブル…、あれ?なんだ?あれはなんだ?…ば、ばかな!そんなばかな!あ、あれはだ、男根ではないか!ど、どういうことだ?僕は知らないまに自分の男根がいらなくなって捨ててしまっていたのか?すると僕は女なのか?いやニューハーフなのか?歓楽街の奥でマニアックなおっさん相手に「あ~ん、こっちにも寄ってらしてぇ(はあと)」などと客引きをして生きていかなければならないのか?
あせった僕は確認しようとあわててソレに駆け寄った。あ、あああ、なんだ。キノコじゃないか。いちおう自分の方も確認してみると当たり前だがちゃんとついていた。
うーむ、それにしてもキノコが生えているとはもはやここもジャングルだな。それにしてもどれくらい僕は前進してきたのだろう?振り返って後ろを見ると、部屋の入口はもう遥かかなたにかすんで見えるほどだった。気づかぬうちにずいぶんと奥まで進んでしまったようだ。だが部屋の奥はまだ見えてこない。あと何マイル進めば一番奥地へたどり着けるだろう?いや、考えてもしょうがない。進むしかないのだ。それにしてもこの先にはいったい何が捨てられているだろう?
さらに1時間ほど前進を続けるとさすがに疲れてきたので休憩をとることにした。その場に腰を下ろしてひと休みだ。
「やあ、久しぶりじゃないか。」
腰をおろしたとたん、突然声をかけられて僕は驚いた。ここには僕しかいないはずなのに。
驚いた僕が振り向くとそこには僕がいた。
ああ、そうか。彼は僕じゃないか。確かに僕だ。
僕はある時人生においてヒドクつらい時があった。あまりのつらさに僕は自分をかえたいと思いかわりたいと思い、それまでの僕を捨てたのだ。今僕の目の前にいるのは僕がそのとき捨てた過去の僕なのだ。
「僕は君だ。過去の僕だよ。」
「…ああ。」
「やっと想い出してくれたかい?」
「いや、想い出さないよ。そのために君を捨てたんじゃないか。」
「冷たいね、僕は君で君は僕なんだぜ?」
「だからこそだよ。」
「どこまでいっても僕は僕、君は僕、僕は君なんだ。過去のない未来がありえないように、僕が消えないことをわかっているんだろう、本当は?」
「そんなコトいわれたってダメさ。ダメなんだ。」
「やれやれ。」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・僕を恨んでいるのだろうね?」
「いや、待っているだけさ。」
「・・・・・なにを?」
「君が僕を認められる程度に大人になってくれることさ。」
「・・・・・ごめん、まだ無理だ。」
気がつくと僕は泣いていた。そして僕はまた僕を置き去りして走り出していた。走り出したまま部屋を飛び出した。
過去の僕は今も過去のまま僕を待っているというのに、僕は置き去りにして飛び出したのだ。
つまり部屋も片付いていないまま置き去り。
6畳一間の部屋だが、そのキャパシティをはるかに凌駕する物質が詰められている部屋を片付けるのは一苦労だ。
部屋の空間を一番占拠しているものといえば本だ。もはや三つ並べた本棚に収まることは不可能で床に積みあげたり箱に詰め込んである。どうも困ったことに僕は本を捨てたり売ったりすることに抵抗を感じるので山は大きくなる一方だ。その他にも会社から貰った資料や、もはやゴミとしか思えないけど捨てるのがもったいないととってあったガラクタなどで、部屋は瓦礫の山と大差ないような景観である。
「部屋を片付けよう!」と僕は一大決心をし(一大決心が必要なほど散らかっている)貴重な日曜を費やして作業にかかった。
実際に片付けを始めると‘片付け’というより‘発掘’と表現した方が正確なような気がしてきた。まあいろんなものが出てくるは出てくるは!
とにかく部屋の入口付近から発掘作業を進めたのだが、本の山やガラクタの山をひっくり返すたびにいろんな物が出てくる。ゲームボーイとかCDとか皿とか靴とか。
そういえばいらなくなったものを後で片付けようとかいって、部屋の奥に積みあげる悪癖が僕にはあった。部屋の入口付近ですでにコレだけのものが出てくるのだ。この先、部屋の奥のほうまで発掘を進めるとどういうことになるかわからない。
ここで僕は少し作戦変更を考えた。とにかく通常の方法で奥の山まで片付けをしていくのは不可能に近い。ここはとにかく手当たり次第に山を崩していって必要なものだけを取り出し、後はまとめて処分だ!
僕は考えをまとめると、手当たり次第に目の前のガラクタの山を掘り起こし部屋の奥を目指した。とにかく前進あるのみだ。1時間ほどせっせっと作業を進める。
それにしてもいろんないらなくなったものが捨ててあるものだ。軟式ボール、テニスボール、パソコンの部品、マイク、なんかのケーブル…、あれ?なんだ?あれはなんだ?…ば、ばかな!そんなばかな!あ、あれはだ、男根ではないか!ど、どういうことだ?僕は知らないまに自分の男根がいらなくなって捨ててしまっていたのか?すると僕は女なのか?いやニューハーフなのか?歓楽街の奥でマニアックなおっさん相手に「あ~ん、こっちにも寄ってらしてぇ(はあと)」などと客引きをして生きていかなければならないのか?
あせった僕は確認しようとあわててソレに駆け寄った。あ、あああ、なんだ。キノコじゃないか。いちおう自分の方も確認してみると当たり前だがちゃんとついていた。
うーむ、それにしてもキノコが生えているとはもはやここもジャングルだな。それにしてもどれくらい僕は前進してきたのだろう?振り返って後ろを見ると、部屋の入口はもう遥かかなたにかすんで見えるほどだった。気づかぬうちにずいぶんと奥まで進んでしまったようだ。だが部屋の奥はまだ見えてこない。あと何マイル進めば一番奥地へたどり着けるだろう?いや、考えてもしょうがない。進むしかないのだ。それにしてもこの先にはいったい何が捨てられているだろう?
さらに1時間ほど前進を続けるとさすがに疲れてきたので休憩をとることにした。その場に腰を下ろしてひと休みだ。
「やあ、久しぶりじゃないか。」
腰をおろしたとたん、突然声をかけられて僕は驚いた。ここには僕しかいないはずなのに。
驚いた僕が振り向くとそこには僕がいた。
ああ、そうか。彼は僕じゃないか。確かに僕だ。
僕はある時人生においてヒドクつらい時があった。あまりのつらさに僕は自分をかえたいと思いかわりたいと思い、それまでの僕を捨てたのだ。今僕の目の前にいるのは僕がそのとき捨てた過去の僕なのだ。
「僕は君だ。過去の僕だよ。」
「…ああ。」
「やっと想い出してくれたかい?」
「いや、想い出さないよ。そのために君を捨てたんじゃないか。」
「冷たいね、僕は君で君は僕なんだぜ?」
「だからこそだよ。」
「どこまでいっても僕は僕、君は僕、僕は君なんだ。過去のない未来がありえないように、僕が消えないことをわかっているんだろう、本当は?」
「そんなコトいわれたってダメさ。ダメなんだ。」
「やれやれ。」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・僕を恨んでいるのだろうね?」
「いや、待っているだけさ。」
「・・・・・なにを?」
「君が僕を認められる程度に大人になってくれることさ。」
「・・・・・ごめん、まだ無理だ。」
気がつくと僕は泣いていた。そして僕はまた僕を置き去りして走り出していた。走り出したまま部屋を飛び出した。
過去の僕は今も過去のまま僕を待っているというのに、僕は置き去りにして飛び出したのだ。
つまり部屋も片付いていないまま置き去り。
ゲーリー [2002 日常]
マジで下痢、すごくハラが痛い。
もうダメ、トイレにいる時間のほうがその他の時間より長くなってきた。もういっそのことトイレにずっと居たほうがいいかもしれない。いやいっそのこと、トイレに住んでしまえばいい。
そうだ、住めば都というではないか。花の都「WC」!おう、なんかWDC(ワシントンDC)みたいだ。こうなればアメリカの首都もトイレも似たようなものだ!
いっそのこと僕の名前もかえてしまおう、アメリカナイズされたものに。ここはWCの住人としてやはり‘ゲーリー’と名乗るべきだろう。ゲーリー・ナカムラ。
ポケットから黒マジックをとりだしトイレットペーパーの芯に「げえりい」と書いてみる。よし、これで表札ができた。後はコレをトイレの入口に貼り付ければ新たなる我が家としてWCが我が家から独立する。いやいっそのこと狭き国日本からも独立だ。なんといってもここは‘W.DC’ならぬ花の都‘WC’。新たなる都市国家の誕生だ。
勝手に国民第2号はニコルをスカウトすることに決める。もちろん名前を‘WC.ニコル’に改名させてだ。
コンコン
む、なんだ?
さっそく我が国に来客か?
「さっきから待ってるんだぞぉ!早く出んかぁ!」
父来襲。
建国とともに国外退去を命じられたゲーリー。
次は会社のトイレだ!
もうダメ、トイレにいる時間のほうがその他の時間より長くなってきた。もういっそのことトイレにずっと居たほうがいいかもしれない。いやいっそのこと、トイレに住んでしまえばいい。
そうだ、住めば都というではないか。花の都「WC」!おう、なんかWDC(ワシントンDC)みたいだ。こうなればアメリカの首都もトイレも似たようなものだ!
いっそのこと僕の名前もかえてしまおう、アメリカナイズされたものに。ここはWCの住人としてやはり‘ゲーリー’と名乗るべきだろう。ゲーリー・ナカムラ。
ポケットから黒マジックをとりだしトイレットペーパーの芯に「げえりい」と書いてみる。よし、これで表札ができた。後はコレをトイレの入口に貼り付ければ新たなる我が家としてWCが我が家から独立する。いやいっそのこと狭き国日本からも独立だ。なんといってもここは‘W.DC’ならぬ花の都‘WC’。新たなる都市国家の誕生だ。
勝手に国民第2号はニコルをスカウトすることに決める。もちろん名前を‘WC.ニコル’に改名させてだ。
コンコン
む、なんだ?
さっそく我が国に来客か?
「さっきから待ってるんだぞぉ!早く出んかぁ!」
父来襲。
建国とともに国外退去を命じられたゲーリー。
次は会社のトイレだ!
食えないヤツ [2002 日常]
げ、下痢が治らない…・。
薬でいったん止まった下痢が復活。
昨日は久々に石川君から電話があった。
石川君は会社の社長で、最近忙しいらしく会っていなかった。まあ会社と言っても社長のほかは社員が2人と外注でまかなっている小さな会社だ。
「おう、久しぶり。元気かね?」
「まあね、そっちは?」
「忙しくって大変だよ。なんか体がギシギシいってガタがきそうだ。」
「ああ~、そういえば僕の方はハラがキリキリいって下痢がきてるよ。」
「ほへ?下痢?ヒドイのかい?」
「ああ、かなりヒドイよ。なんかね、食べたものがそのまま出てきちゃうよ。」
「そんなにヒドイのか?」
「まあね。」
「すると今ナカムラのウンコを見るとその食生活がすべて丸わかり?」
「もう‘ウンコ告白!衝撃!ナカムラ赤裸々食生活!’って感じだよ。」
「お、週刊現代風な見出しだね。」
「まあね。でもホントにヒドイよ。」
「ほんとに食べたものがそのまま出てきちゃうのか?」
「うん、だいたいはね。」
「ゆうべ食べたネズミの死体がそのままウンコに?」
「いや、死んだネズミなんか食べないよ。」
「ゆうべ食べたネズミが生きたままウンコに?」
「いや、生きてても食べないよ。」
「それにしてもアレな、食べたものがそのまま出てくるってのは困るよな。見て昨日食ったもの思い出すのってなんかイヤな感じだろ。あ、アレはあの料理に入っていたあの野菜だ!とか。」
「まあね。あとは小学生じゃなくてよかったよ。」
「は?なんで?」
「明日検便があったら困る。」
「懐かしい!検便!」
「検便の袋に下痢ウンコは入れれないでしょ。」
「だはははは!」
「しかもウンコと言うより未消化の昨日食べたものが入ってる。」
「先生に‘ナカムラ君!検便の袋にどうしてネズミなんか入れたんですか!’って怒られたりして。」
「いや、だからネズミなんか食べないって!」
「でも、もし検便があっても心配することなんか無いよ。」
「え、なに?」
「だからさ検便に下痢だからって言っても心配することなんかないよ。」
「え?でも食べたものがそのまま出てきちゃうんだぜ?‘ちゃんとしたウンコ’じゃなきゃ検便に持っていけないよ。」
「だから‘ちゃんとしたウンコ’を食べてそのままウンコで出せば、ちゃんとしたウンコが出るじゃん。」
そんなこと君にはできても僕にはできん!
薬でいったん止まった下痢が復活。
昨日は久々に石川君から電話があった。
石川君は会社の社長で、最近忙しいらしく会っていなかった。まあ会社と言っても社長のほかは社員が2人と外注でまかなっている小さな会社だ。
「おう、久しぶり。元気かね?」
「まあね、そっちは?」
「忙しくって大変だよ。なんか体がギシギシいってガタがきそうだ。」
「ああ~、そういえば僕の方はハラがキリキリいって下痢がきてるよ。」
「ほへ?下痢?ヒドイのかい?」
「ああ、かなりヒドイよ。なんかね、食べたものがそのまま出てきちゃうよ。」
「そんなにヒドイのか?」
「まあね。」
「すると今ナカムラのウンコを見るとその食生活がすべて丸わかり?」
「もう‘ウンコ告白!衝撃!ナカムラ赤裸々食生活!’って感じだよ。」
「お、週刊現代風な見出しだね。」
「まあね。でもホントにヒドイよ。」
「ほんとに食べたものがそのまま出てきちゃうのか?」
「うん、だいたいはね。」
「ゆうべ食べたネズミの死体がそのままウンコに?」
「いや、死んだネズミなんか食べないよ。」
「ゆうべ食べたネズミが生きたままウンコに?」
「いや、生きてても食べないよ。」
「それにしてもアレな、食べたものがそのまま出てくるってのは困るよな。見て昨日食ったもの思い出すのってなんかイヤな感じだろ。あ、アレはあの料理に入っていたあの野菜だ!とか。」
「まあね。あとは小学生じゃなくてよかったよ。」
「は?なんで?」
「明日検便があったら困る。」
「懐かしい!検便!」
「検便の袋に下痢ウンコは入れれないでしょ。」
「だはははは!」
「しかもウンコと言うより未消化の昨日食べたものが入ってる。」
「先生に‘ナカムラ君!検便の袋にどうしてネズミなんか入れたんですか!’って怒られたりして。」
「いや、だからネズミなんか食べないって!」
「でも、もし検便があっても心配することなんか無いよ。」
「え、なに?」
「だからさ検便に下痢だからって言っても心配することなんかないよ。」
「え?でも食べたものがそのまま出てきちゃうんだぜ?‘ちゃんとしたウンコ’じゃなきゃ検便に持っていけないよ。」
「だから‘ちゃんとしたウンコ’を食べてそのままウンコで出せば、ちゃんとしたウンコが出るじゃん。」
そんなこと君にはできても僕にはできん!
キトウさん [2002 日常]
セクハラとはなんですか?
知合いの女性にキトウさんという人がいる。身長は160cmちょっとあるので女性としてはやや背が高い。
たまたま同じ職場にもう一人、同い年の女性でキトウさんがいるそうだ。その人は身長150cmくらい。同じ職場でキトウさんが二人である。年齢も同じで入社したのも同じである。同じ苗字の人が複数いると呼びわけが難しい。でもキトウさんの職場の方々は至極簡単な呼び分け方法を採用した。
「大きいキトウさん」
「小さいキトウさん」
見た目というか身長をそのまま呼び分けの方法に採用したのだ。ところがキトウさん、この呼び方がご不満である。
「大きいキトウさん。」
こう呼ばれるたびに「セクハラだ!」と心の中で思うのだ。(なんでこの呼び方がセクハラになるのかは面倒なので説明を省く)もちろん、職場の方々もセクハラをしているつもりはないらしい。男性女性ともに「大きいキトウさん。」と呼ぶからだ。
「でっかいキトウ。」
こんな呼び方をする男性上司もいるらしい。「大きいキトウさん」ならまだしも「でかいキトウ」というのは確かにセクハラではないか?と僕も思う。
キトウさんがかわいそうなので早く別の呼び方を考えてあげてほしい。「でっかいキトウ」なんていうのはあんまりだ。これは意図的なセクハラではないのか?キトウさんは「絶対セクハラだよ、サイテー!」と言って怒ってる。
ただキトウさんは
「コンパで‘でっかいキトウ’の話をすると絶対つかみはオッケーなのよ、うふ。」
と自慢もしていた。
どっちなんだよ?
知合いの女性にキトウさんという人がいる。身長は160cmちょっとあるので女性としてはやや背が高い。
たまたま同じ職場にもう一人、同い年の女性でキトウさんがいるそうだ。その人は身長150cmくらい。同じ職場でキトウさんが二人である。年齢も同じで入社したのも同じである。同じ苗字の人が複数いると呼びわけが難しい。でもキトウさんの職場の方々は至極簡単な呼び分け方法を採用した。
「大きいキトウさん」
「小さいキトウさん」
見た目というか身長をそのまま呼び分けの方法に採用したのだ。ところがキトウさん、この呼び方がご不満である。
「大きいキトウさん。」
こう呼ばれるたびに「セクハラだ!」と心の中で思うのだ。(なんでこの呼び方がセクハラになるのかは面倒なので説明を省く)もちろん、職場の方々もセクハラをしているつもりはないらしい。男性女性ともに「大きいキトウさん。」と呼ぶからだ。
「でっかいキトウ。」
こんな呼び方をする男性上司もいるらしい。「大きいキトウさん」ならまだしも「でかいキトウ」というのは確かにセクハラではないか?と僕も思う。
キトウさんがかわいそうなので早く別の呼び方を考えてあげてほしい。「でっかいキトウ」なんていうのはあんまりだ。これは意図的なセクハラではないのか?キトウさんは「絶対セクハラだよ、サイテー!」と言って怒ってる。
ただキトウさんは
「コンパで‘でっかいキトウ’の話をすると絶対つかみはオッケーなのよ、うふ。」
と自慢もしていた。
どっちなんだよ?
萌えよデブゴン [2002 日常]
仕事にて消防関係の書類を作らなくてはならなかった。困ったことにワープロは一太郎で作るようにと指示されていた。僕のパソコンには一太郎は入っていない。仕方ないので同僚のパソコンを借りることにした。
ワープロの日本語辞書というのは持ち主のクセを使い込むほど覚えていくようになっている。漢字変換をすると使用頻度の高い漢字から優先して現れるようになっているので、変換される漢字を見ると持ち主が普段どんな単語を使っているかなんとなくわかってしまうのである。
同僚のA君のパソコンを借りたら「燃える」のつもりが「萌える」と変換されたのだ。いったい会社のパソコンでなにをやっているのだろう?僕は他にも変わった単語が変換されないか試してみようと思ったのだけど、なにをどう試せばいいか思いつかなかった。
まあ、いい。そんなことよりさっさと仕事を終わらせることにしよう。
最後の締めくくりの一言を入力してこの書類を完成させてしまおう。おりゃ、日本語変換!
「危険なので萌えやすい者は隔離してください。」
A君は近々隔離される予定。
ワープロの日本語辞書というのは持ち主のクセを使い込むほど覚えていくようになっている。漢字変換をすると使用頻度の高い漢字から優先して現れるようになっているので、変換される漢字を見ると持ち主が普段どんな単語を使っているかなんとなくわかってしまうのである。
同僚のA君のパソコンを借りたら「燃える」のつもりが「萌える」と変換されたのだ。いったい会社のパソコンでなにをやっているのだろう?僕は他にも変わった単語が変換されないか試してみようと思ったのだけど、なにをどう試せばいいか思いつかなかった。
まあ、いい。そんなことよりさっさと仕事を終わらせることにしよう。
最後の締めくくりの一言を入力してこの書類を完成させてしまおう。おりゃ、日本語変換!
「危険なので萌えやすい者は隔離してください。」
A君は近々隔離される予定。
2002-10-04 [2002 日常]
「ゼネコンが10年かかっても造れないそうですよ。」
エジプトのピラミッドをどうやって造ったのかは謎だ。
現代社会、日本の大手ゼネコンがクフ王とかのピラミッドと同じものを造ろうとすると嘘か本当か10年かかっても造れないらしい。大型重機を使う現代の超大規模建設会社にしてもだ。
・・・・・とまあ、そんな話を建設系の会社の人から聞いたのだけど。
ピラミッドに使われている石というのは巨大で、しかもその石が産出される場所はピラミッドからずいぶん離れたところらしい。わざわざ長距離を運んであのピラミッドは造られたのだ。
なんのために?誰が?どうやって?
しかも運んできた石はだんだんと高い位置へ持ち上げられなくてはならない。
古代エジプトにクレーンなんてないから当然人力によって作業がなされたはずだ。人力で何トンもある石を持ち上げるのは可能なのか?
どうやってピラミッドを造ったのか?
こんな建築法を使っただとか、超古代文明が存在したのだとか、宇宙人の仕業だとか。
いろんな説があるけど決定的な説はいまだにない。本当に謎なのだ。
でも僕は思っている。
間違いない。古代の人間にあのピラミッドを造るのは不可能だ。
どう考えたって無理だ。
だとしたら誰がどうやって?
答えは一つしかない。
宇宙人だ。
宇宙人がやってきてピラミッドをつくったのだ。
人間の力で造るのが無理なら宇宙人が造ったとしか考えられないじゃないか。
つまり僕が想像するに、宇宙人はとても力持ちだったのだ。
エジプトのピラミッドをどうやって造ったのかは謎だ。
現代社会、日本の大手ゼネコンがクフ王とかのピラミッドと同じものを造ろうとすると嘘か本当か10年かかっても造れないらしい。大型重機を使う現代の超大規模建設会社にしてもだ。
・・・・・とまあ、そんな話を建設系の会社の人から聞いたのだけど。
ピラミッドに使われている石というのは巨大で、しかもその石が産出される場所はピラミッドからずいぶん離れたところらしい。わざわざ長距離を運んであのピラミッドは造られたのだ。
なんのために?誰が?どうやって?
しかも運んできた石はだんだんと高い位置へ持ち上げられなくてはならない。
古代エジプトにクレーンなんてないから当然人力によって作業がなされたはずだ。人力で何トンもある石を持ち上げるのは可能なのか?
どうやってピラミッドを造ったのか?
こんな建築法を使っただとか、超古代文明が存在したのだとか、宇宙人の仕業だとか。
いろんな説があるけど決定的な説はいまだにない。本当に謎なのだ。
でも僕は思っている。
間違いない。古代の人間にあのピラミッドを造るのは不可能だ。
どう考えたって無理だ。
だとしたら誰がどうやって?
答えは一つしかない。
宇宙人だ。
宇宙人がやってきてピラミッドをつくったのだ。
人間の力で造るのが無理なら宇宙人が造ったとしか考えられないじゃないか。
つまり僕が想像するに、宇宙人はとても力持ちだったのだ。
2002-04-21 [2002 日常]
昨日の土曜は本当は会社に仕事が残っていたのだけど、WindowsXPとの格闘が長引いたのでサボり。
会社から携帯電話を持たされているのでなにか問題があれば電話がかかってくるだろう。かかってきたら困るけど。
携帯電話というものは便利なんだけどある意味仕事から首輪をつけられてしまった感じがしていやだ。だいたい僕のようなペーペーに携帯電話を持たせる意義があるのだろうか?首輪をつけておかないとちゃんと仕事をしないとでも思っているのだろうか?そう考えながらサボりの僕は「ああそのとおりだなぁ」と一人で納得をしてしまった。
まあなんとか夕方には上手くXPの方も動き出した。あとはスペアマシンに保存しておいたバックアップファイルを呼び出せば終了。時間はだいたい4時半くらい。
突然携帯の呼び出し音が鳴った。
ギクッ!
この音は会社の携帯だ。こんな夕方に何がいったい起こったんだ?
あわてて電話に出る。
そしたら間違い電話だった。でもその間違い電話のおかげで激しくブルーになってしまった。
どんな電話だったかというとこんな感じだった。
「ナカムラです!」
「間違いです。」
「いえ、間違いではありません。僕はナカムラです。」
「ごめんなさい、間違ってます。」
「いや、だから僕がナカムラだって言ってるじゃないですか!」
「だから、間違ってるって言ってるでしょ!」
「なんなんですかあなたは!さっきから僕がナカムラだって言ってるじゃないですか!なんで信用しないんですか!」
「だから間違い電話だって言ってるんです!」
「え?僕が?」
「違う!俺だ!」
「あああ、ごめんさい!」
間違い電話相手に本気で謝ってしまった…。
会社から携帯電話を持たされているのでなにか問題があれば電話がかかってくるだろう。かかってきたら困るけど。
携帯電話というものは便利なんだけどある意味仕事から首輪をつけられてしまった感じがしていやだ。だいたい僕のようなペーペーに携帯電話を持たせる意義があるのだろうか?首輪をつけておかないとちゃんと仕事をしないとでも思っているのだろうか?そう考えながらサボりの僕は「ああそのとおりだなぁ」と一人で納得をしてしまった。
まあなんとか夕方には上手くXPの方も動き出した。あとはスペアマシンに保存しておいたバックアップファイルを呼び出せば終了。時間はだいたい4時半くらい。
突然携帯の呼び出し音が鳴った。
ギクッ!
この音は会社の携帯だ。こんな夕方に何がいったい起こったんだ?
あわてて電話に出る。
そしたら間違い電話だった。でもその間違い電話のおかげで激しくブルーになってしまった。
どんな電話だったかというとこんな感じだった。
「ナカムラです!」
「間違いです。」
「いえ、間違いではありません。僕はナカムラです。」
「ごめんなさい、間違ってます。」
「いや、だから僕がナカムラだって言ってるじゃないですか!」
「だから、間違ってるって言ってるでしょ!」
「なんなんですかあなたは!さっきから僕がナカムラだって言ってるじゃないですか!なんで信用しないんですか!」
「だから間違い電話だって言ってるんです!」
「え?僕が?」
「違う!俺だ!」
「あああ、ごめんさい!」
間違い電話相手に本気で謝ってしまった…。
2002-6-24 土産 [2002 日常]
姉が海外旅行から帰ってきた。
「弟よ、お土産を弟にあげよう。」
そういって紙袋を渡された。なんだろう?さっそく袋を開けてみる。
袋から出てきたのはNIKEのTシャツだった。・・・・・NIKEのTシャツ?
「姉さん姉さん、海外旅行ってどこに行ってきたんだい?」
「イギリス。」
「イングランド?」
「そうともいう。」
NIKEのTシャツ・・・・・イングランド・・・・・・。
ふとみると姉の腕に新しい腕時計が!
「あ、姉さん、その腕時計、新しいね。」
「自分用の土産に買った時計なのだよ。」
「イングランドで?」
「イングランドで。」
「baby-Gってどこの国のメーカーが造ってるか知ってる?」
「そんなことは世界の常識、CASIOは日本のメーカーだ、弟よ。」
知ってるんならいいんだけどね・・・・・・。
「弟よ、お土産を弟にあげよう。」
そういって紙袋を渡された。なんだろう?さっそく袋を開けてみる。
袋から出てきたのはNIKEのTシャツだった。・・・・・NIKEのTシャツ?
「姉さん姉さん、海外旅行ってどこに行ってきたんだい?」
「イギリス。」
「イングランド?」
「そうともいう。」
NIKEのTシャツ・・・・・イングランド・・・・・・。
ふとみると姉の腕に新しい腕時計が!
「あ、姉さん、その腕時計、新しいね。」
「自分用の土産に買った時計なのだよ。」
「イングランドで?」
「イングランドで。」
「baby-Gってどこの国のメーカーが造ってるか知ってる?」
「そんなことは世界の常識、CASIOは日本のメーカーだ、弟よ。」
知ってるんならいいんだけどね・・・・・・。